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62件の内、新着の記事から10件ずつ表示します。


[62] 後期第5回ゼミ報告

投稿者: 加藤 投稿日:2017年10月22日(日)17時50分37秒 59-166-189-185.rev.home.ne.jp  通報   返信・引用

皆様いかがお過ごしでしょうか。本日は個人発表・絵画を「マリー視点から見た≪アンリ4世へのマリーの肖像画の贈呈≫」というテーマで、また企画ゼミを「脱原発」というテーマでディベートを行いました。

まず最初に個人発表・絵画からディベートを行いました。
今回の発表の目的は、前回取り上げた≪マリー・ド・メディシスの生涯≫の中の4作品目である≪アンリ4世へのマリーの肖像画の贈呈≫に焦点を当てて、当時の結婚観を踏まえて考察する事です。

この絵にはモーツァルトのオペラ『魔笛』に登場する王子タミーノのように、肖像画のマリーに一目惚れするアンリ4世が描かれています。愛の神キューピッドがアンリ4世に付き従い、結婚の神ヒュメナイオスが、マリーの絵姿を未来の夫でフランス王たるアンリ4世に紹介しています。画面上部には雲に乗ってアンリ4世を見下ろす全能の神ユピテル とその妻ユノ が、二人の結婚生活が幸せに満ちるであろうことを鑑賞者に約束し、この結婚を祝福する様子が描かれています。アンリ4世の背後に立つ女性は、擬人化されたフランス王国の化身で、その左手は将来のアンリ4世の王権に対する称賛を支持し、分かち合うことを示唆しています。

では実際、マリーの結婚生活はどのようなものだったかというと、1600年、彼女は27歳の時に前妻マルグリット・ド・ヴァロワと離婚したばかりのアンリ4世に嫁ぎました。しかし、これは国の財政が逼迫していたためにアンリ4世が15万ポンドもの持参金を目当てにした政略的婚姻であったそうです。アンリ4世の女好きは有名で、生涯で56人もの愛人がいたともいわれており、夫が留守がちなことに加え結婚当初フランス語が喋れなかったマリーの王宮での暮らしは孤独感が付きまとっていたといわれています。

以上を踏まえ、発表者は「ルーベンスは画中でアンリ四世を、マリーの「身代わり」に一目惚れさせる形で描く事で、政略結婚後のマリーの孤独な結婚生活を幸せに満ちたものとして置き換えようとしたのではないか」と主張しました。これに対しフロア側からは、
・ルーベンスは「肖像(=身代わり)に一目惚れをさせる」という構図がもつ高貴な結婚のイメージと、絵の中の登場人物の視線をマリーの肖像に集めることでこの絵を見る人にマリーの人望や威光をアピールするために、このような描き方をしたのではないか。
・。恋をするアンリ4世という架空の世界で、さらにフィクショナルなマリーの外面の肖像という二重の虚構を描くことで、風刺的な寓意を表現したのではないか。
といった反論や、肖像画を「身代わり」と表現していることに関する質問が多く出されました。
先生からは、主張の「幸せ」という部分が非常に曖昧で、これは時代の価値観や状況によって変化するものなのでディベートで論じるのは困難ではないかとの指摘を受けました。また、現代のフランスでも専業主婦は働いている夫の方に生活費管理の主導権を握られており、生活費管理はほぼすべて妻がしている日本とはかなり異なっていることを教えていただきました。そして評決をとった結果、今回はフロア側の勝利に終わりました。


次に企画ゼミを「脱原発」というテーマで、
・そもそもなぜ、脱原発なのか、そして脱原発の結果、もたらされるものは何か。
を議論のポイントにすえてディベートを行いました。
このポイントについて、「3.11の東日本大震災での原発事故以降、そのようなことを意識するようになった。震災で事故が起きなければ意識することはなかったと思う」との意見がゼミ生全員から出されました。その上で、
・事故が起こった際の処理の労力・費用が莫大である。
・事故が起こると死傷者が出たり、周辺地域に住めなくなったりするなど長期に渡って大きな被害をもたらす。
などの理由で、「脱原発は進めなければならない」との認識がゼミ生に共通してあることが確認できました。

先生からは、まず原発を設置する段階でコストを抑えるためその土地に合わせた設計図が作られない、また仮に脱原発をした結果生活の質が後退することは避けられず、そうなることに社会が抵抗感を持っている上に実際に電気代が挙がることなどが想定され貧困者にはますます厳しい状況になることなどを考えると、社会全体では今の税金制度や原発に関する法律の見直し、個人の次元では今の生活を見直すといったいずれも根本的なところから対策を講じなければならないだろうとのお話を伺いました。

台風の接近もあり、強い雨や低気圧のために体調を崩されている方も多いようです。どうぞ体調にはお気をつけてお過ごしください。以上で今回のゼミ報告を終わります。




[61] ★ホームカミングデー

投稿者: 大トトロ 投稿日:2017年10月22日(日)13時20分58秒 113x40x217x118.ap113.ftth.ucom.ne.jp  通報   返信・引用

★OB・OGの皆様

来月11月3日文化の日に、文理学部ホームカミングデーが実施されますので、ご都合のつく方はぜひお訪ねください。詳細につきましては、下記のホームページの案内をご覧ください:

http://www.chs.nihon-u.ac.jp/chs_koyukai/homecomingday/

この機会に皆様と再会できますことを願っております。



[60] 後期第4回ゼミ報告

投稿者: 古矢 投稿日:2017年10月15日(日)15時47分2秒 61-24-157-140.rev.home.ne.jp  通報   返信・引用

めっきり涼しくなってまいりました。
OBOGの皆さまいかがお過ごしでしょうか?

後期4回目のゼミ報告をさせていただきます。
今回はチーム発表を2つ行いました。

先ず祭りチームです。
秋に行われるドイツの収穫祭と日本の農業まつりについて考察しました。
「ドイツと日本のどちらを見ても現在の収穫祭は観光イベント・産物の宣伝と販売などイベント色や商業色が強い。この収穫祭(農業まつり)をうまく利用することで観光客の取り込みや地域活性化、すなわち地域経済の活性化につながるのではないか。」と主張しました。
フロア側からは、収穫祭と農業まつりのみに特徴的に表れているものではないという意見や、観光客の取り込みをするには、広告や交通の整備など事前にかかる費用がかなりあり、金銭的な意味でもすべてのやりたい地域で出来るわけではないのではないかという反論が出ました。
安達先生からは、表面的に見すぎている。収穫祭、農業まつりが元々どういうものだったか考えること。地域をもっと大事にするべき。というお話をしていただきました。

次に警察チームです。
時事的に注目されている銃規制について取り上げ、銃の歴史と日本における銃規制の歴史から、銃規制が行われた最も大きな目的は何だったのか、考察しました。
「日本において銃規制は上層階級者が権力を示すための手段として用いていた」と主張しました。
フロア側からは、権力を示す手段というと少々広くなると思うが、私は自分たち(上の人)の身を守るため・反乱を起こしてくるような人たちを抑えるためなのではないか、などの反論が出ました。
安達先生からは、チームテーマの「警察」と「銃規制」は等価ではなく、ましてや「権力」との関係を論じるのはかなりピンぼけとの印象を受けてしまうというご意見をいただきました。
また、主張の上層階級者や権力が具体的に何を指すかというのがチーム内で擦り合わせがうまくできておらず、議論が盛り上がらなかったことも反省点です。

一年半ゼミに取り組んでいますが、チームでの発表は毎回なかなかうまくいかなくて反省することばかりです。
以上でゼミ報告を終わります。



[59] 後期第三回ゼミ発表

投稿者: 小川 投稿日:2017年10月 7日(土)21時20分5秒 KD111100216193.ppp-bb.dion.ne.jp  通報   返信・引用   編集済

後期第三回ゼミ発表のご報告をいたします。

個人テーマ芸術史の発表について、主張は『アルトドルファーはデューラーと異なり自然を科学的、数学的に捉えず、自然を生きているものとして直視し、向き合ったからこそ「純粋な風景画」を発展させることができた。』というものでした。
主張の〝直視〟という言葉をどのように捉えるかで議論の内容が変わっていく、というご指摘がありました。デューラーが自然中心として見ていない点として三点、自分の画題として風景画を描いていないという事。水彩画絡み呑みの作品で油絵まで至っていないという事。風景画を注文として受けて描いていない事。というてものが挙げられました。其れに対して、アルトドルファーは自然を独自の心象風景をとして描いていたという事が挙げられました。他には、デューラーに関して、当時は美的基準がイタリアに寄っていたため、その壁を越えられず純粋な風景画としての完成に至らなかったのではないかという意見も出ました。よって、この議論は主張者側の勝利となりました。


個人テーマ服飾の発表について、『16世紀流行した、切り口の装飾と帽子の羽の多用は、当時主に雇われたランクツネヒトと呼ばれる傭兵たちのファッションスタイルが模倣され、この誇張表現が貴族や兵士に普及し、この時代のドイツ的特色となった。』という主張でした。服装に厳格であった中世において受け入れられなかったランクツネヒトの服飾がどのようにして受け入れられていったのかという理由と、ドイツ人が誇張表現が好きな理由に疑問点は残りつつも、貴族階級が富と権力を顕示するためのデザインとして下々の者が伝えたのではないかと纏まりました。庶民が多数を占める中、貴族間で流行りがあった事実はあれど少数ではドイツの特色になったとは言い切れない。という反論に対して、身分によって許される服飾・服装に差異がある中、身分問わず身に付けられるのはハレの日の伝統衣装呑みであるという意見が出ました。よって、この議論はフロアー側の勝利となりました。

以上で報告を終わります。



[58] 第2回ゼミ報告

投稿者: 長部 投稿日:2017年10月 4日(水)17時22分47秒 sp49-98-208-32.msd.spmode.ne.jp  通報   返信・引用

遅くなって申し訳ありません。
今回の発表では前回も扱ったヘンデルの作品からオラトリオ『メサイア』のなかから‘ハレルヤ・コーラス’として有名な第2部第44曲「コーラス」を取り上げられ、そして、その音楽の構造や演奏史などから、『メサイア』が音楽史に与えた影響の考察ということで、
主張
ヘンデルが作曲したオラトリオ『メサイア』はダブリンで初演された際は大成功を収めたものの、ロンドンでの初演は振るわず、1750年以降になってから慈善演奏会の曲目として定着していった。
ヘンデルは『メサイア』の「コーラス」に見られるように様々な音楽修辞フィグーラを曲全体にちりばめ、かつ和声法と対位法を効果的に組み合わせて作曲を行っていた。
以上のことから、「ヘンデルが作曲したオラトリオ『メサイア』は慈善演奏会の演目として定着し、ヘンデルの技法を後世に伝えた」
ということでした。

メサイアが有名になり、そこから技法がのこったという観点でしたが、具体的にどのような形で影響を受け、誰に伝わり残ったなどの具体性がすこしたりなかったため、フロア側の勝利となりました。
発表原稿の内容は、先生に大学生らしい鋭い視点から考察されているとの評価がありました。

2つ目のは、中世のドイツとフランスの城塞を比較し考察され、
主張
中世の城塞においてベルクフリートとパラスが別々という点がドイツ城塞の1番の特徴といえるのではないか。
ということでした。

気候の影響や、生活と軍事面を切り離すことでドイツ人の特徴が現れているのではないか、細かく切り分けられたいるのは実は1つにまとまっていて役割をなしているのではないか、統一の時期から居住文化に差があったのではないかという意見が出、結果フロア側の勝利となりました。

秋になりました!読書の秋!
今、ナボコフの「ロリータ」、プルーストの「失われた時を求めて」を読んでいます。プルーストの情景描写がどことなく好きです。

以上です~~!



[57] ゼミ合宿第5弾

投稿者: 長部 投稿日:2017年 9月24日(日)21時57分34秒 FL1-122-135-57-206.tky.mesh.ad.jp  通報   返信・引用

OB、OGの皆様いかがお過ごしでしょうか?
遅らせながら、ゼミ合宿の報告をしたいと思います。

今回はアルブレヒト・アルトドルファーの「スザンナの水浴」が取り上げられ、この作品は「マリアの誕生」と違い、素描の段階でほとんど仕上げられていることからら、その理由としてら建築物を中心にしつつ、スザンナのストーリー性を1枚の絵に成立させるため、計画的に描かれたからであるという主張に対し、建築物を中心にしているため、ストーリー性よりかはその荘厳な神殿を強調しているのではないか、など意見がありましたが、時系列が異なる場面が1枚の絵に収められているという点から、発表者の勝利となりました。

初めての軽井沢でしたが、やはりプリン?が1番美味しかったです。珈琲プリンは試食しましたが、買えばよかったとちょっと後悔したほどです。
二ヶ所の教会をおとずれましたがでもカトリックとプロテスタントで別々の宗派の教会らしく、密接しているのに驚きました。
後期から、また頑張りたいと思います!



[56] ゼミ報告<後期第1回目>

投稿者: 高田 投稿日:2017年 9月23日(土)20時41分40秒 203-165-65-180.rev.home.ne.jp  通報   返信・引用

OB・OGの皆さま
朝夕は涼しくなり過ごしやすくなりましたが、お変わりございませんか。
本日より後期ゼミが始まりましたので報告させていただきます。

まず企画ゼミとして、
「ドイツにおける障害者福祉の現状と課題」という論文を読んだうえ、日本で必要なことを自分たちでも考えてみました。
・まず前提として障害を持たない人の障害者に対する理解を深める機会
(わからないと何かしたくてもできないこともある)
・障害者の方にも“社会の一員である”といったような意識をもってもらえたり、得意なことを生かしてもらえるように何かしらの形で社会参加してもらえるような雇用制度の確立。

・日常的に医療ケアが必要な医療的ケア児の保護やサポートケア。彼らを支援する人を増やすことや、医療的ケア児をもつ共働きの保護者をサポートできるような制度を充実させること。

今回は3点にまとめましたが、もう少し討論の時間を設けてもっと具体的に考えたいと思うようなテーマでした。

続いて個人テーマ「絵画」です。
ピーテル・パウル・ルーベンスの≪マリー・ド・メディシスの生涯≫を扱い、そこに見られるルーベンスの創意工夫の数々を述べた後、画家の、発注者の注文に対しての理想と期待の応え方についての考察でした。

主張
「女性を称賛するような美術品があまりなかった時代に、ルーベンスは豊富な知識を神格化や寓意的表現として存分に画中に巧みに盛り込み、物議を醸さずに発注者の注文に対しての理想と期待に応えた。その点から≪マリー・ド・メディシスの生涯≫の作品の数々を観ると、ルーベンスは依頼主の気持ちを考えて描いたのではないか。」

反論
・依頼主の気持ちを忖度したのではなく、このような絵画を描くことで依頼主の期待に応える以上に、ルーベンスは依頼主になるであろう貴族に自身の技量や信頼性をアピールする目的があったのではないか。

・相手の要望に応えたというよりそもそも注文に忠実に描いただけで、付加価値でつけたものではないのではないか。

・依頼主への希望に対する肉づけ(気持ちを考える)は必ずしも注文主の希望に合うものではないかもしれないため、理想と期待の応え方としてはどうなのか

・当時の神格化の表現は王権神授説強調の現れであり、アポテオーシス的な意味でいうとマリーに限られたことではない。また、娘の結婚式に間に合わせるように描かせたことから、嫁ぎ先のイングランドで娘が悪い思いをしないようにイメージを図ったのではないか。

といった意見が出ました。
最終的にはルーベンスと注文主の信頼関係や、自分の技量などより依頼主の気持ちや希望を優先させるルーベンスの特性から考えても、この主張に説得力があるということで発表者側の勝利となりました。

簡単ではありますが、以上とさせていただきます。

前期の教室とは違う場所でゼミを行うことになり新鮮な気持ちでスタートいたしました。
後期もよろしくお願い致します。

気温の差で体調を崩しやすい時だと思いますのでご自愛ください。



[55] 2017年度ゼミ合宿報告 第四弾

投稿者: 高田 投稿日:2017年 9月15日(金)14時00分24秒 203-165-65-180.rev.home.ne.jp  通報   返信・引用

OB・OGの皆さま、こんにちは。
四回目の合宿報告をさせていただきます。

個人発表「音楽」では
18世紀に活躍し、当時から高い評価を受けていた作曲家のゲオルク・フリードリヒ・ヘンデルを取り上げました。彼がロンドンでどのように音楽活動を行ったのかを調べ、そこから彼が生前から高評価を得ることができた要因を推測するといった内容でした。

発表者側は「ヘンデルがロンドンで生前から高評価を得ていた最も大きな要因はオペラからオラトリオまで幅広く作曲したために貴族にも民衆にも彼の音楽を聴く人がいたからである。」と主張しました。

それに対しフロア側は
 ・このような人脈の多さと柔軟性に加え、その時々の聴衆が理解できる音塞言語を用いて音楽を書き、世界中の人々に理解できるような普遍性を「メサイア」に付属したから、ヘンデルの成功に繋がったのではないか。

 ・ロンドンに来る前、すでにイタリアではヘンデルは著名な音楽家として名を馳せていたようだ。ロック音楽でイギリスで活躍した音楽家は、少なかったようなので、評価は高かったのではないか。

 ・当時の皇帝がドイツ語を理解していた事(寧ろ英語が理解できていなかった事)、意欲が失われたなどの理由だったとしても需要や予算に合わせて活動場所をオペラからオラトリオに変えたことなども要因だったのではないか。

 ・聴く対象に合わせることができた彼の教養(外国語など)の深さや芸術センスがあり、他にヘンデルを超える人がいなかったため成功することができたのではないか。


先生からは、
 ・ヘンデルは庶民に合わせたりしていない
 ・音楽の質が良かった
  (当時のロンドンとヘンデルの需要と供給が合っていたから高く評価された)
 ・主張が事実に基づいていないのではないか
というお話しでした。
また、今回の発表はフロア側の勝利となりました。


本年度の合宿は3年生も加わったことで新鮮な気持ちで過ごせたり、
そこまで天候が荒れることがなかったため道端に咲く植物にも目を配ることができたりと
あっという間の2泊3日でした。
軽井沢の合宿所を訪れるのは最後になるため少し寂しい気持ちで帰路につきましたが
また足を運びたい土地のひとつに仲間入りしました。

後期からまた5人で頑張りたいと思いますので、温かく見守っていただけたら幸いです。
それでは以上で報告を終わります。



[54] 2017年度ゼミ合宿報告 第三弾

投稿者: 古矢 投稿日:2017年 9月15日(金)08時44分51秒 KD182250250194.au-net.ne.jp  通報   返信・引用

ゼミ合宿の報告の続きをさせていただきます。
個人発表の城チームは、城塞都市についてもう一度取り上げて、その中の防御のための溝や堀の役割について考察しました。
堀や溝は一旦降りてまた上らねばならず、いわば「城壁の前に立ちはだかるもう一つの城壁」であり、敵の侵入を防ぐ城壁の防御効果を更に高めるという意味で城壁の一部を成していたと主張しました。
フロア側からは、この主張は日本とドイツ両方についての主張かという質問や要塞の形の方が重要だったのではないかという反論が出ました。
安達先生からは、コンスタンティノープルでは溝や堀はなかったので必ずあるわけではないというお話や、堀があれば進軍が遅らせられるというお話をしていただきました。
こちらの発表は、発表者側の勝利となりました。

城チームのリベンジマッチでは、日本の城と西洋の城塞を比較する事に再度取り組みました。
日本での城攻めの際、周辺住民がターゲットになることはあまりない。しかし西洋での他民族との戦いで敵の民族を消滅する事が目的の場合、堅固な城壁で囲む事は生き延びるための最も賢明な方法である。そのため日本には城塞都市があまりなく、ヨーロッパには多いのではないかと主張しました。
フロア側からは、山や川が多い日本では、地形的に城塞都市を作る事に適していなかったからではという反論や日本で周辺住民がターゲットになることはあった事ではないかという反論、前提条件が曖昧ではないのかという指摘がありました。
安達先生からは、紀元前のアテネとスパルタは同民族であるし、ドイツでも少国家が乱立していたので必ずしも異民族同士の戦いではなかった。民族の違いよりも宗教の違いの方が争いの原因になったのではないかというご指摘がありました。
こちらの発表はフロア側の勝利となりました。

今回の合宿で初めて司会をやりましたが、時間を見つつ、ゼミ生に話を振ったり慣れないうちは難しいなと感じました。
雨が降ったりもしましたが、去年は行けなかった旧軽井沢まで足を伸ばせたり、軽井沢の自然の中をたくさん歩いたり、いい運動になったと思います。
合宿の計画を立てるときはいつも苦労しています。もう少しうまくできればいいのですが…。今年は去年撮り忘れた集合写真を撮ることができたのでよかったです。
後期も頑張っていこうと思います。
以上で報告を終わります。



[53] 2017年ゼミ合宿報告第二弾

投稿者: 小川 投稿日:2017年 9月13日(水)00時30分28秒 KD111100216193.ppp-bb.dion.ne.jp  通報   返信・引用   編集済

続けてご報告いたします。
個人発表、服飾をテーマとした議論ではルネサンス期を取り上げ、独特なスタイルが確立した16世紀ドイツの特徴を考察しました。主にルネッサンス期のドイツスタイルの何処に〈宗教的な敬虔さ〉が表れているかが質問の中心点となり、議論の焦点となりました。〝クラーナハの絵から見た〟ドイツスタイルからは宗教的な敬虔さは見られるのか。といった、服飾的要素というよりかは絵画的要素の強い議論になったように思えました。主張者は宗教的な敬虔さの表れについて、首に提がる金のチェーン部分の黄金に 白を超える白という中世の神秘的観念がある。ウエストラインの強調に女性の服従的役割がある。と述べ、其れに対しフロアー側の反論としては、十字架など宗教的特徴があるものを身に付けていれば宗教的と見受けられる。といったものや、流行りに乗って肌を露出する服を着る行為は禁欲のキリスト教に反しているのに加え、当時のドイツスタイルは露出の少ないものも多く存在した故クラーナハの絵画呑みでは言い切れないといったもの。女性の身体的な魅力や性的な誘惑によって、男性を堕落に陥りさせる「女のちから」を主題にして描くクラーナハの特徴が表れているのではないか。といった反論が挙げられました。其の他の意見では、イタリアの影響が大きいなか、何故ドイツの服飾に伝わる影響はフランス式やスペイン式であるのか。という意見がありました。結果、フロアー側の勝利となり終了いたしました。

今回の合宿は個人発表一つ追加したことに加え、リベンジ発表を入れた為スケジュールを立てるのに時間配分がとても難しかったです。二日目の昼の時間を三時間強設け、其々自由に旧軽井沢を探索しました。片道40分以上の徒歩はかなり体にきましたが、様々なお店を堪能し有意義な時間を過ごす事が出来たので良かったです。然し時間が足りず、散策後の発表の時間が押してしまった事が反省点としてありました。合宿で得たご意見を元に、残りの発表に生かしていきたいです。

以上で報告を終わります。


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